マオウカニノテ(読み)マオウカニノテ(その他表記)Amphirosa ephedraea

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「マオウカニノテ」の意味・わかりやすい解説

マオウカニノテ(麻黄蟹の手)
マオウカニノテ
Amphirosa ephedraea

紅藻類カクレイト目サンゴモ科の石灰藻。潮間帯下部の岩上およびタイドプールに群生する。藻体は比較的細く,下部は円柱状,上部扁円または扁圧形で複叉状に分枝する。有節サンゴモ類で,膝節がよく発達している。本州太平洋岸中南部,瀬戸内海から台湾オーストラリアアフリカに分布する。同属のものにカニノテ,ヘリトリカニノテなど多数がある。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android