マギステル・ミリツム(その他表記)magister militum

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「マギステル・ミリツム」の意味・わかりやすい解説

マギステル・ミリツム
magister militum

ローマ帝政後期の軍職。コンスタンチヌス1世 (大帝)は近衛長官から軍事的職能を奪って,純然たる行政職とする一方,軍政改革によって増強されたコミタテンセス (野戦軍) の指揮のため2名の新しい司令官マギステル・ペディツム magister peditum (歩兵司令官) とマギステル・エクイツム (騎兵司令官) を任命し,前者を先任者とした。その後首都から地方に大部隊のコミタテンセスが配置されると,歩兵,騎兵を統轄する軍指令官が任命されるようになり,その軍職がマギステル・ミリツムと呼ばれるようになった。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

関連語 大帝

《「晋書」杜預伝から》竹が最初の一節を割るとあとは一気に割れるように、勢いが激しくてとどめがたいこと。「破竹の勢いで連戦連勝する」[類語]強い・強力・強大・無敵・最強・力強い・勝負強い・屈強・強豪・強...

破竹の勢いの用語解説を読む