まくほし(読み)マクホシ

精選版 日本国語大辞典 「まくほし」の意味・読み・例文・類語

まく‐ほ

  1. 〘 連語 〙 ( 推量の助動詞「む」のク語法「まく」に形容詞「ほし」の付いたもの ) 願望の意を表わす。…することを望む。…したい。
    1. [初出の実例]「栲領巾(たくひれ)の懸け巻欲寸(まくほしき)妹の名をこの背の山に懸けばいかにあらむ」(出典万葉集(8C後)三・二八五)
    2. 「老ぬればさらぬ別れのありといへばいよいよ見まくほしき君かな」(出典:伊勢物語(10C前)八四)

まくほしの語誌

上代に用いられた語で、中古では歌以外には見られなくなり、「まほし」がこれに代わった。歌での例もほとんどが「見まくほし」の形で、すでに古語化していたと考えられる。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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