マグネシア混液(読み)マグネシアコンエキ

化学辞典 第2版 「マグネシア混液」の解説

マグネシア混液
マグネシアコンエキ
magnesia mixture

リン酸,およびヒ酸イオンの分析試薬.いくつかの処方があり,それぞれで成分薬の割合などが異なるが,代表的なリン酸イオン用のものは,MgCl2・6H2O100 g とNH4Cl100 g とを水に溶かし,これに濃アンモニア水50 mL を加え,さらに水を加えて液量を1 L としたものである.検体水溶液に加えて加熱すると,PO43-,AsO43-が存在すれば,白色沈殿(MgNH4PO4・6H2O,およびMgNH4AsO4・6H2O)を生じる.両者区別が必要な場合には,沈殿を希塩酸に溶かし,H2Sを通じると,AsO43-の場合にのみ黄色沈殿(硫化ヒ素)を生じる.また,リン酸を定量する場合には,沈殿を濾別し,焼いて二リン酸マグネシウムMg2P2O7にかえてひょう量する.

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

《「晋書」杜預伝から》竹が最初の一節を割るとあとは一気に割れるように、勢いが激しくてとどめがたいこと。「破竹の勢いで連戦連勝する」[類語]強い・強力・強大・無敵・最強・力強い・勝負強い・屈強・強豪・強...

破竹の勢いの用語解説を読む