日本大百科全書(ニッポニカ) 「マズロフ」の意味・わかりやすい解説
マズロフ
まずろふ
Кирилл Трофимович Мазуров/Kirill Trofimovich Mazurov
(1914―1989)
ソ連の政治家。ベロルシア(現ベラルーシ)のモギリョフ県に生まれる。1940年共産党入党。第二次世界大戦中パルチザン活動に参加。初めベロルシア共和国で活動し、1953~1956年同国首相、1956~1965年ベロルシア共産党第一書記を務める。1957年ソ連邦の党幹部会員候補、1965年幹部会員(のちに政治局員)となり、1965年3月からはソ連邦第一副首相としてコスイギンの補佐役を務めたが、1976年にチーホノフが同じく第一副首相となって以来その地位は低下した。1978年11月引退。
[塩川伸明]