20世紀西洋人名事典 「マチート」の解説
マチート
Machito
1912.2.16 - 1984.4.15
米国のジャズ奏者。
フロリダ州タンパ(キューバ説、ハバナ説もあり)生まれ。
別名Machito(Raul Grillo)。
ハバナで幼年時代を送り、キューバ音楽の真髄を身につける。1937年ニューヨークに渡り、マチート&アフロ・キューバンズを結成し一躍ニューヨークでNo.1のマンボ・バンドとなる。その傍ら、マリオ・パウザと共にキューバ音楽、ジャズを融合させたアフロ・キューバン・ジャズの完成に努める。’49年ディジー・ガレスピー、’58年にはハービー・マンと録音を行う。’63年来日。その後も’75年ディジー・ガレスピーとの共演作の録音、’82年エキサイティングなアルバムの発表など意欲的な活動を続けたが、’84年死去。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報