マツバハリタケ(読み)マツバハリタケ(その他表記)Bankera fuligineoalba

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「マツバハリタケ」の意味・わかりやすい解説

マツバハリタケ(松葉針茸)
マツバハリタケ
Bankera fuligineoalba

担子菌類ヒダナシタケ目イボタケ科。アカマツ林の地上に群生するので傘の上面にしばしば松葉をつけて生長する。傘は径5~15cm,初め丸山形,のちに平らに開くと中央がくぼみ,縁が波打って浅く裂ける。表面は淡肉桂色または材木色。裏面白色で,長さ2~8mmの針が密に垂れ下がっている。柄は太くて短く径1~1.2cm,長さ2~3cm。食用キノコとして味と香りを賞味される。本州に知られ,北アメリカ,ヨーロッパにも分布する。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、和歌山県串本町の民間発射場「スペースポート紀伊」から打ち上げる。同社は契約から打ち上げまでの期間で世界最短を目指すとし、将来的には...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android