マテウッチ(その他表記)Matteucci, Carlo

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「マテウッチ」の意味・わかりやすい解説

マテウッチ
Matteucci, Carlo

[生]1811.6.21. フォールリ
[没]1868.6.25. アルデンツァ
イタリアの生理学者。デンキウナギについては,すでに発電現象が知られていたが,一般の動物では研究されていなかった。マテウッチはカエルウサギ筋肉に微小な電流が流れていることを発見し,筋肉が強く収縮すると電流が弱まるのを観察した (1840) 。しかし,この電流変化と筋収縮の間に因果関係が存在するとは考えなかった。彼の研究は E.デュ・ボア=レイモンに受継がれ,追試されたうえ発展させられ,電気生理学という新分野の確立をみた。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

関連語 レイモン

ユーラシア大陸、北アメリカ大陸北部に広く分布し、日本では北海道にエゾヒグマが生息する。成獣は体長2メートル以上、体重300キロにもなり、日本最大の陸生動物として知られる。雑食性で草や木の実、サケ、シ...

ヒグマの用語解説を読む