ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「マテル・マツタ」の意味・わかりやすい解説 マテル・マツタMater Matuta 古代ローマの曙の女神。古くは,姉妹の夜の女神が夜明け前に産む赤子の太陽を夜の手から引取って乳を与えて育て,また闇を西のはてに追払って世界に朝をもたらすとみなされていたが,のちにはギリシア神話のレウコテアと同一視され,その結果パライモン (→メリケルテス ) と混同された,港と航海の神ポルツヌスの母であるとされるようになった。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by