マテル・マツタ(その他表記)Mater Matuta

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「マテル・マツタ」の意味・わかりやすい解説

マテル・マツタ
Mater Matuta

古代ローマの曙の女神。古くは,姉妹の夜の女神が夜明け前に産む赤子太陽を夜の手から引取って乳を与えて育て,また闇を西のはてに追払って世界に朝をもたらすとみなされていたが,のちにはギリシア神話レウコテアと同一視され,その結果パライモン (→メリケルテス ) と混同された,港と航海の神ポルツヌスの母であるとされるようになった。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む