マリンロード(読み)まりんろーど(その他表記)marine road

知恵蔵 「マリンロード」の解説

マリンロード

漁港マリーナを、ボートヨット気象航行、観光などの情報を提供する海の「道の駅」として活用する構想。2002年度、海上保安庁が千葉〜東京〜下田間の東京湾と相模湾でモデル事業を始め、神奈川県平塚市や静岡県伊東市などの十数港が「宿場町」に応募した。宿場町をつなぐ推奨ルートを設定し、安全情報やダイビング、釣りのスポット、港の状況をホームページで知らせる。寄港地の側は、外来者用に係留施設のほか給油や給水の設備などを提供する。免許者の増加に伴ってプレジャーボートの事故も増えていることから、気象・海象情報や航行警報、付近の漁船操業状況などを知らせて航行安全に生かすための企画だが、寄港地側も宿泊施設や観光地の案内を通じて地域振興に生かすことができる。

(平栗大地 朝日新聞記者 / 松村北斗 朝日新聞記者 / 2007年)

出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報

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