百科事典マイペディア 「マルティン・ガイテ」の意味・わかりやすい解説 マルティン・ガイテ スペインの女性作家。短編集《保養地》(1954年)で文壇にデビュー。社会的弱者の苦悩を描いた《カーテンの陰で》(1958年),《ゆるやかなリズム》(1962年)など,社会派リアリズムの傾向を強く反映した作品を多く発表。又,小説形式そのものにも強い関心を示し,自伝的小説《奥の部屋》(1978年)では,主題と文体を精巧に織り合わせることに成功している。他にも優れた文学,歴史評論を発表し,戦後スペイン文学において重要な存在の一人となっている。 出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報 Sponserd by