法則の辞典 「マーデルンクの式」の解説 マーデルンクの式【Madelung's formula】 イオン結晶を正電荷と負電荷の点の集合と考えると,結晶構造による静電ポテンシャルエネルギーV は次のような式となる.これがマーデルンクの式である. ここで r はイオン間の距離,z はイオンの電荷である.ここでの比例定数 αM を「マーデルンク定数」という.電荷を組み込んだ場合と,電荷を含まない式にした場合とがあるが,電荷を含まない式とすればマーデルンク定数は同形の結晶構造(たとえばNaClとMgOなど)に共通な値となる. 出典 朝倉書店法則の辞典について 情報