正電荷(読み)セイデンカ(英語表記)positive electric charge

デジタル大辞泉 「正電荷」の意味・読み・例文・類語

せい‐でんか【正電荷】

正の値の電荷電気量)。陽子は正の電荷、電子は負の電荷をもつ。正電気。⇔負電荷

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「正電荷」の意味・わかりやすい解説

正電荷
せいでんか
positive electric charge

正電気,陽電気陽電荷ともいう。正の値の電荷 (→電気量 ) 。陽子の電荷は正電荷である。 1733年フランスの C.F.デュ・フェは,摩擦電気による帯電が,絹布で摩擦したガラス棒に現れるものと,毛皮で摩擦した琥珀などの樹脂棒に現れるものと2種類に区別されることを見出し,前者をガラス電気,後者を樹脂電気と名づけた。その後ガラス電気は正電荷,樹脂電気は負電荷または陰電気と呼ばれるようになった。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android