マールカンデーヤ・プラーナ(その他表記)Mārkaṇḍeya-purāṇa

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 の解説

マールカンデーヤ・プラーナ
Mārkaṇḍeya-purāṇa

インドプラーナ聖典 18種の一つ。大叙事詩『マハーバーラタ』に登場する古代の仙人マールカンデーヤが語り手となっているのでこの名があり,『マハーバーラタ』と密接な関係をもつ。「プラーナ」は「古譚」の意。挿話的伝説ハリシュチャンドラ王の話,ビパシュチット王の話,貞節な妻アナスーヤーの話などは,どれも独立した説話として有名であり,インド民衆に親しまれたものである。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android