日本大百科全書(ニッポニカ) 「ミカドバド」の意味・わかりやすい解説 ミカドバドみかどばど / 帝鳩green imperial pigeon[学] Ducula aenea 鳥綱ハト目ハト科の鳥。全長が45センチメートルもある大形種で、頭と頸(くび)、下面は灰色、下尾筒は赤色、上面は金属光沢のある緑色をしている。インドからマレー半島に、またスリランカ、大スンダ列島、ボルネオ島、セレベス島、フィリピンに分布する。海抜500メートル以上の山地の森にすみ、耕地や村落には出ない。野生イチジク、ナツメグなどの実を枝の上で採食し、水を飲むとき以外は地上に降りない。樹上に巣をつくり、1卵を産む。動物園などで飼われることがある。[竹下信雄] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例