ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ミカンネセンチュウ」の意味・わかりやすい解説 ミカンネセンチュウTylenchulus semipenetrans 袋形動物門線虫綱チレンクス目チレンクス科。ミカン栽培地帯のミカン,カキ,ブドウ,ナシなどの根に寄生し,特にミカンに大害を与える。雌は体長 0.3~0.4mm,体幅 0.1mmの袋状,雄は体長 0.3~4mmで細長い。排泄口は体の中央よりやや後方に開く。雌は寄主植物の根の組織に多数個体が頸部を埋め,尾端にゼラチン質の卵嚢をつくり,中に多数の卵を入れている。世界共通種。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by