ミサソレムニス(その他表記)〈ラテン〉misa solemnis

デジタル大辞泉 「ミサソレムニス」の意味・読み・例文・類語

ミサ‐ソレムニス(〈ラテン〉misa solemnis)

カトリック教会で、司祭が助祭・副助祭を伴い、合唱つきで行う盛儀ミサ。荘厳ミサ
[補説]作品名別項。→ミサソレムニス

ミサソレムニス【〈ラテン〉Missa Solemnis】[曲名]

ベートーベンミサ曲。ニ長調。1819年から1823年にかけての作。ルドルフ大公に献呈されたもの。作者晩年の代表作一つ荘厳ミサ曲

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デジタル大辞泉プラス 「ミサソレムニス」の解説

ミサ・ソレムニス

ドイツの作曲家L・v・ベートーヴェンのミサ曲(1819-1823)。原題《Missa Solemnis》。『荘厳ミサ曲』とも呼ばれる。

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世界大百科事典(旧版)内のミサソレムニスの言及

【ベートーベン】より

…これら2曲はこの時期のカンタービレ(歌うような)様式を代表する作品でもあり,主題の抒情的な美しさも大きな特徴となっている。1812年までに《第7交響曲》作品92(1813年初頭),《第8交響曲》作品93(1812)を完成させ,残された15年間の晩年における大管弦楽曲は《ミサ・ソレムニス(荘厳ミサ曲)》作品123(1823)と《第9交響曲》作品125(1824)の2曲を残すだけであった。内省的な深みを増した孤高の晩年様式の中心は室内楽曲とピアノ作品へと移っていく。…

※「ミサソレムニス」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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