ミナミカワトンボ(読み)みなみかわとんぼ

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ミナミカワトンボ」の意味・わかりやすい解説

ミナミカワトンボ
みなみかわとんぼ / 南川蜻蛉

昆虫綱トンボ目ミナミカワトンボ科Euphaeidaeの昆虫の総称。東南アジア各地に産し、およそ10属50種以上に達する。カワトンボ科より小形でやや頑丈な体躯(たいく)をもち、翅脈(しみゃく)にはより原始的性質がみられる。幼虫は扁平(へんぺい)で腹部各節に特異な腹鰓(ふくさい)と、さらに嚢(のう)状の尾鰓を有する。日本には八重山(やえやま)諸島に2種類(ナカハグロトンボ、チビカワトンボ)を産するだけであるが、熱帯の種には光輝ある紫藍(しらん)色のはねを有するものが多い。

[朝比奈正二郎]

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