みな子(読み)ミナコ

新撰 芸能人物事典 明治~平成 「みな子」の解説

みな子
ミナコ


職業
芸者

本名
長尾 みつ(ナガオ ミツ)

生年月日
大正8年 11月20日

出生地
北海道 石狩郡当別町

経歴
6人弟妹(1男5女)の長女。大正15年7歳の時に北海道から東京へ出、昭和5年11歳で吉原遊郭の芸者置き屋に年季奉公に出る。12歳で半玉としてお座敷に上がり、16歳で体ではなく芸だけを売る吉原芸者として一本立ち。東京大空襲で吉原が壊滅した後も、亡くなるまで約80年にわたって現役の吉原芸者として伝統を守り続け、“最後の吉原芸者”といわれた。晩年後進育成や、お座敷芸の映像保存にも力を注いだ。平成21年自伝「華より花」を刊行した。

没年月日
平成22年 5月31日 (2010年)

出典 日外アソシエーツ「新撰 芸能人物事典 明治~平成」(2010年刊)新撰 芸能人物事典 明治~平成について 情報

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