ミニマックス理論(読み)ミニマックスりろん(その他表記)minimax theory

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ミニマックス理論」の意味・わかりやすい解説

ミニマックス理論
ミニマックスりろん
minimax theory

あるゲームでプレーヤー意思を決定する場合,どのような行動原理に基づいて行うかに関してその戦略過程を解明した理論。 J.ノイマンによって展開され,ゲームの理論の柱となっている。この理論は,競争原理がどのようにして成立するかを対立する2人のプレーヤー (A,B) の戦略決定の数学モデルで証明してある。一方のプレーヤーAが最大の利得をあげるための戦略をマクシミニ戦略というが,Bがこれに対抗してAの戦略行動のなかで最も利得が最小になるような戦略を展開することをミニマックス戦略と呼んでいる。このような選択原理をミニマックス理論という。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

パソコンやサーバーに侵入して機密文書や顧客情報のデータを暗号化して使えない状態にし、復元と引き換えに金銭を要求するコンピューターウイルス。英語で身代金を意味する「ランサム」と「ソフトウエア」から名付...

ランサムウエアの用語解説を読む