ミルメカイト(その他表記)myrmekite

岩石学辞典 「ミルメカイト」の解説

ミルメカイト

斜長石蠕虫(足のない虫)状の石英連晶で,一般にカリ長石を置き換えている.斜長石の周辺を虫食い状に石英が交代しており,斜長石とカリ長石の接触部に発達する.マグマ固結の最終時期あるいは深成岩活動に引き続いた下降交代作用の時期に形成されたものである.最初はフーケとミシェル-レヴィが記載し,ゼーダーホルムが命名した[Fouque & Michel-Levy : 1879, Sederholm : 1899].ギリシャ語でmyrmekiaはこぶ,木の幹のいぼの意.

出典 朝倉書店岩石学辞典について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android