日本大百科全書(ニッポニカ) 「ミンツ」の意味・わかりやすい解説 ミンツみんつShlomo Mintz(1957― ) イスラエルのバイオリン奏者。モスクワで生まれ、2歳のときイスラエルに移住、バイオリンを学ぶ。11歳でメータ指揮のイスラエル・フィルハーモニーと協演、デビューを飾る。1973年ピッツバーグ交響楽団の独奏者に選ばれ、カーネギー・ホールでアメリカ・デビュー、その後ジュリアード音楽学校に入学した。76年卒業してベルリンとウィーンでヨーロッパ・デビュー、以後、国際的な演奏活動に入り、77年(昭和52)初来日。技巧におぼれず、情緒に流されず、知と情の均整のとれたスタイルを持ち味とする新しいタイプの演奏家。[岩井宏之][参照項目] | バイオリン 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例