ミンヤー県(読み)ミンヤー(その他表記)Al-Minyā

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ミンヤー県」の意味・わかりやすい解説

ミンヤー〔県〕
ミンヤー
Al-Minyā

エジプト中部,ナイル川の渓谷沿いに南北約 120kmにわたって延びる,ナイル川氾濫平原の県。県都ミンヤー。北はベニースエイフ県,南はアシュート県と接し,東西は砂漠である。典型的な農業県で,人口の約 70%が農業に従事している。耕地はイブラーヒーミーヤ運河とバフルユースフ運河によってよく灌漑されている。ワタトウモロコシコムギサトウキビタマネギナツメヤシを栽培している。製粉繰綿製糖業もある。主要都市は県都ミンヤーをはじめとして,ベニーマザールマラウィーマガーガ,サマールートである。有名な古代遺跡ベニーハッサンがある。面積 2262km2。人口 291万 6000 (1990推計) 。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む