ムレイベト遺跡(読み)ムレイベトいせき(その他表記)Mureybet

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ムレイベト遺跡」の意味・わかりやすい解説

ムレイベト遺跡
ムレイベトいせき
Mureybet

シリア北部,ユーフラテス河畔にある最初期の新石器文化層のある遺跡。 1970年代,ユーフラテス・ダム (アッサード湖) 建設に伴う大規模な調査で,採集狩猟から農耕への移行が具体的な形でとらえられている。最下層ナトゥフ文化の層,その上はエピ・ナトゥフ文化の層,その上にある III,IV層で農耕文化が出現する。 III層は PPNA (先土器新石器文化A) の要素が中心であるが,そこに PPNB (先土器新石器文化B) の要素が出現し,IV層は PPNB層になる。 PPNBは地中海東岸一帯に広がる。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

ユーラシア大陸、北アメリカ大陸北部に広く分布し、日本では北海道にエゾヒグマが生息する。成獣は体長2メートル以上、体重300キロにもなり、日本最大の陸生動物として知られる。雑食性で草や木の実、サケ、シ...

ヒグマの用語解説を読む