メアワイン-ポンドルフ-バーレー還元(読み)メアワインポンドルフバーレーカンゲン

化学辞典 第2版 の解説

メアワイン-ポンドルフ-バーレー還元
メアワインポンドルフバーレーカンゲン
Meerwein-Ponndorf-Verley reduction

メールワイン-ポンドルフ還元ともいう.カルボニル化合物をアルミニウムイソプロポキシドによって還元する方法.ベンゼンやトルエン中で加熱すると,次のような平衡に達する.

左辺のカルボニル化合物より右辺アセトンのほうが沸点が低い場合は,アセトンを留去させれば,平衡は右辺に移動しアルミニウムアルコラートが得られる.これを酸性にすると,カルボニル化合物が還元されたアルコールが得られる.カルボニル基以外の原子団は還元されないので,不飽和のアルデヒドケトンの還元に利用できる.反応を右辺から左辺に進行させるときは,アルコールをアセトンによって酸化することになり,これはオッペナウアー酸化とよばれる.

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

ユーラシア大陸、北アメリカ大陸北部に広く分布し、日本では北海道にエゾヒグマが生息する。成獣は体長2メートル以上、体重300キロにもなり、日本最大の陸生動物として知られる。雑食性で草や木の実、サケ、シ...

ヒグマの用語解説を読む