ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「メシュルティエト」の意味・わかりやすい解説 メシュルティエトMeşrutiyet オスマン帝国末期の立憲議会制。アブドゥル・アジーズの専制政治に対する「新オスマン人」の自由主義運動が功を奏し,1876年新スルタン,アブドゥル・ハミト2世はミトハト・パシャ,ナムク・ケマルらの起草した憲法を発布し,議会を招集した (第1次メシュルティエト) 。しかし,77年の露土戦争に敗北すると,78年に憲法を停止し,議会を閉鎖して専制政治による国内統一の道を選んだ。これに対して政治結社「青年トルコ」による運動が起り,1908年の青年トルコ革命によって憲法と議会が復活された。オスマン帝国史上,これを第2次メシュルティエトと呼ぶ。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by