政治結社(読み)せいじけっしゃ

精選版 日本国語大辞典 「政治結社」の意味・読み・例文・類語

せいじ‐けっしゃ セイヂ‥【政治結社】

〘名〙 特定政治活動目的として結成される組織団体政党はその典型政治団体政社

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デジタル大辞泉 「政治結社」の意味・読み・例文・類語

せいじ‐けっしゃ〔セイヂ‐〕【政治結社】

政治団体1」に同じ。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「政治結社」の意味・わかりやすい解説

政治結社
せいじけっしゃ

特定の政治目的実現のための集団。近代憲法において政治集団形成は、結社の自由として保障されている。党派としての政党がその代表例であるが、圧力団体、市民団体、環境保護団体なども政治結社としての機能を発揮している。特定の階級階層の利益を代表する政治結社の党派性が、議員は国民全体の利益を代表するという国民代表の原理になじまないため、政治諸集団は公的な規制を受けることになる。党派の存在を憲法体系に制度的に組み込もうとする政党法が政治結社規制の一例である。

[高橋彦博]

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百科事典マイペディア 「政治結社」の意味・わかりやすい解説

政治結社【せいじけっしゃ】

政治団体とも。政党などのように,政治上の目的のために運動する団体。公の目的のためにつくられる私的な集団である。明治憲法下の治安警察法では〈政事結社〉の語が用いられた。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「政治結社」の意味・わかりやすい解説

政治結社
せいじけっしゃ

政党」のページをご覧ください。

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世界大百科事典(旧版)内の政治結社の言及

【地方結社】より

…広範な地域に,多様で大量の結社がつくられたことがこの時期の特徴であり,全国の結社数を確定することは困難であるが,現在知られている社が500~600,比較的調査の進んだ神奈川県(三多摩地方を含む)では100社を数え,茨城,栃木県などでも50社を超えることが知られるから,全国では1000社をはるかに超える結社の存在が推定できる。 結社の種類は,その構成員からすれば士族結社,豪農結社(青年や知識人を含む),都市結社(都市知識人を中心とする)などの種類があり,その目的からすれば学習結社,産業結社,政治結社(おもに民権結社)などの区別が可能であるが,目的は流動的であり複合的であることがむしろ一般的で,国民の文化的・経済的・政治的欲求の多様性と未分化な状況を反映していた。結社の規模も町村単位,数ヵ町村単位,郡単位,数郡単位から府県単位にいたる多様な地域規模の結社が存在した。…

※「政治結社」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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