メタルバルブ

化学辞典 第2版 「メタルバルブ」の解説

メタルバルブ
メタルバルブ
metal valve

超高真空用に用いられる金属製のコック.超高真空を得るためには,系を加熱してガス出しすることが必要である.このため,グリースを用いるガラス製のコックは適さない.図のように全金属製の構造で,大気圧とはベローを介して隔離し,真空系の開閉外部からのハンドル操作により,ベローの先端につけた堅い金属のノーズを柔らかい金属製の弁座に押しつけて気密を保つ構造になっている.この種のバルブは開状態で450 ℃ までのベークアウトに耐える.ベローのかわりにダイヤフラムを用いたものもある.ストップコックとしてのはたらきのほか,ガス導入バルブ,可変リークバルブとして使われることもある.

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む