化学辞典 第2版 「メダゼパム」の解説
メダゼパム
メダゼパム
medazepam
7-chloro-2,3-dihydro-1-methyl-5-phenyl-1H-1,4-benzodiazepine.C16H15ClN2(270.76).2-アミノ-5-クロロベンゾフェノンに塩化アルミニウムの存在下,エチレンイミンを反応させ,ベンゾジアゼヒン骨格を合成したのち,N-メチル化すると得られる.白色の結晶.融点95~97 ℃.クロロホルムに易溶,エタノールに可溶,水に不溶.ジアゼパムと同様に精神安定剤としての作用が強く,催眠鎮静剤,抗不安剤として使用される.LD50 1070 mg/kg(マウス,経口).[CAS 2898-12-6]
出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報