ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「メヤブソテツ」の意味・わかりやすい解説 メヤブソテツ(雌藪蘇鉄)メヤブソテツCyrtomium caryotideum オシダ科の常緑性シダ植物。アジア東部からヒマラヤ,インドにかけて分布する。山地の岩場や崖地に生じ,石灰岩地に多く生育する。葉は長さ 80cm前後に達し,葉身は1回羽状複葉。羽片は5~8対で大きく,辺縁は不規則な波状をなし,鋭い鋸歯をもち,薄質で光沢はない。頂羽片は2~3裂するものが多い。胞子嚢群は円形で羽片の裏面に多数散在し,包膜は鋸歯のある楯形で,中心部が濃色になることがある。胞子は両面体型。アポガミーにより繁殖する。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by