モスコプロス(その他表記)Moschopoulos

改訂新版 世界大百科事典 「モスコプロス」の意味・わかりやすい解説

モスコプロス
Moschopoulos

1300年ころに活躍したビザンティン帝国の古代ギリシア文学研究者。生没年不詳。プラヌデス弟子ピンダロスの《オリュンピア競技祝勝歌》をはじめ幾つかの古典詩作品に注釈を施したが,それよりも,ギリシア語文法を簡潔にまとめた入門書を編み,後の西欧ルネサンスの古代ギリシア語復興に寄与することになったことがよく知られている。ほかに,アッティカ方言単語を集めた小辞典も著している。
執筆者:

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

関連語 片山

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む