ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「プラヌデス」の意味・わかりやすい解説
プラヌデス
Planoudēs, Maximos
[没]1305頃
ビザンチンの文献学者。古典古代の作品を後代に伝えるうえで大きな貢献をした。ヘシオドス,ツキジデス,アリストファネス,テオクリトス,ノンノス,プトレマイオス,ディオファントスなど文学,歴史,地理,数学にわたる古典作品の校訂と注解を行なったほか,キケロ,オウィディウス,ボエチウスなどラテン作家の作品をギリシア語に翻訳し,西方との知的断絶を埋めるために努力した。また,ケファラスの編んだ『ギリシア詞華集』を再編集したことでも知られる。
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