モノクロニウス(その他表記)Monoclonius

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「モノクロニウス」の意味・わかりやすい解説

モノクロニウス
Monoclonius

白亜紀後期の北アメリカにいた爬虫類鳥盤目に属する草食恐竜。体長約 5mの四肢動物で,鼻の上に突き出たまっすぐの角をもっていた。後頭部首筋,あるいはひだの孔は長く,後方のへりから骨質突起が突き出ている。皮膚多角形骨板で装飾されている。モノクロニウスとは,ギリシア語で「1本の幹をもった」という意味。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内のモノクロニウスの言及

【角竜】より

…また,各種属のものはそれぞれに年齢とともに段階的に変化がみられる。角はプロトケラトプスではほとんど発達せず,モノクロニウスMonocloniusでは鼻の上に1本,トリケラトプスなどでは鼻の上の角が小さく,目の上の左右2個の角が大きくなる。角の表面にはケラチン質の鞘(さや)があったらしく凸凹がある。…

※「モノクロニウス」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android