モノバクタム系抗生物質(読み)モノバクタムけいこうせいぶっしつ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「モノバクタム系抗生物質」の意味・わかりやすい解説

モノバクタム系抗生物質
モノバクタムけいこうせいぶっしつ

b-ラクタム系抗生物質の一つで,ペニシリン骨格の2つの環状構造のうち,b-ラクタム環のみをもつ構造をしている。また,ほかのb-ラクタム剤とは異なり,バクテリアから単離されている。天然から単離された化合物活性はそれほど強いものではなかったが,3位側鎖にヘテロ環を含む置換基を導入したことによって,緑膿菌を含むグラム陰性菌に有効なアズトレオナム,カルモナムなどが開発された。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む