もは(読み)モハ

デジタル大辞泉 「もは」の意味・読み・例文・類語

も‐は

[副]「もはや」の略した言い方。もう。
「―何の事も忘れて」〈浮・一代女・一〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「もは」の意味・読み・例文・類語

も‐は

  1. 〘 副詞 〙 「もはや(最早)」を略していう語。
    1. [初出の実例]「太夫出行袖をひかへ、もは別れて御座るが、まだ本の名は、聞したまはぬかととへば」(出典:浮世草子・好色二代男(1684)一)

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世界大百科事典(旧版)内のもはの言及

【海藻】より

…また,生長の速い褐藻類を発酵させ,発生するメタンガスをエネルギー源として利用する構想もある。【山口 勝巳】【千原 光雄】
[食用の歴史]
 古代の日本人は藻類を〈も(藻)〉〈もは(藻葉)〉と呼び,海藻を〈め〉と総称した。海藻の中ではとくにワカメが重視されたらしく,たんに海藻と書いて〈め〉と読ませ,ワカメをさすことが多かった。…

※「もは」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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