モロトフ爆弾(読み)モロトフばくだん(その他表記)Molotov bomb

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「モロトフ爆弾」の意味・わかりやすい解説

モロトフ爆弾
モロトフばくだん
Molotov bomb

火炎瓶とも呼ばれる。第2次世界大戦で使われた手榴弾一種。ガラス瓶内に濃硫酸ガソリンを混入し,外側塩素酸カリウムを塗った紙片を張付け,瓶がこわれたときに濃硫酸と塩素酸カリウムが接触して発火する。モロトフのカクテル Molotov cocktailなどと呼ばれた。ソ連ゲリラ軍隊が,ドイツ軍の戦車破壊に効果を発揮したことから広く知られ,各所で用いられるようになった。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

1969年から続く英国の文学賞「ブッカー賞」の翻訳書部門で、他言語から英語に翻訳された優れた作品に贈られる。翻訳者の仕事を重視し、賞金5万ポンド(約970万円)は作家と翻訳者で折半される。2005年...

国際ブッカー賞の用語解説を読む