ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「モロトフ爆弾」の意味・わかりやすい解説 モロトフ爆弾モロトフばくだんMolotov bomb 火炎瓶とも呼ばれる。第2次世界大戦で使われた手榴弾の一種。ガラス瓶内に濃硫酸とガソリンを混入し,外側に塩素酸カリウムを塗った紙片を張付け,瓶がこわれたときに濃硫酸と塩素酸カリウムが接触して発火する。モロトフのカクテル Molotov cocktailなどと呼ばれた。ソ連のゲリラや軍隊が,ドイツ軍の戦車破壊に効果を発揮したことから広く知られ,各所で用いられるようになった。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by