火炎瓶(読み)カエンビン

デジタル大辞泉 「火炎瓶」の意味・読み・例文・類語

かえん‐びん〔クワエン‐〕【火炎瓶】

ガラス瓶にガソリンなどを詰め、投げつけて火炎を発生させるもの。もとは、手製の対戦車用兵器。

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精選版 日本国語大辞典 「火炎瓶」の意味・読み・例文・類語

かえん‐びんクヮエン‥【火炎瓶】

  1. 〘 名詞 〙 点火して目的物に投げつける、ガソリンなどを詰め入れた瓶。
    1. [初出の実例]「火焔ビンを踏まへて即座に立つことができる」(出典:歌仙(1952)〈石川淳〉)

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「火炎瓶」の意味・わかりやすい解説

火炎瓶
かえんびん

「モロトフ爆弾」のページをご覧ください。

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世界大百科事典(旧版)内の火炎瓶の言及

【爆発物取締罰則】より

…その後,1908年,18年に改正されたが,現在でも法律としての効力を有している。判例によれば,同罰則にいう爆発物とは,その爆発作用そのものによって公共の安全を攪乱し,または,人の身体や財産を傷害・損壊するに足る破壊力を有するものとされ,したがって,火炎瓶(後述)等はこれに含まれないと解されている。同罰則により処罰される行為類型としては,治安を妨げ,または人の身体・財産を害する目的で爆発物を使用し,もしくは人をして使用させる行為(1条,法定刑は,死刑,無期または7年以上の懲役・禁錮)のほか,使用未遂(2条),使用予備(3条),使用の教唆・煽動(4条)等があり,さらに,これらの犯罪が行われることを知りながら,官憲または被害者に告知しない行為(8条)も処罰される。…

※「火炎瓶」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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