モンテマヨール(読み)もんてまよーる(その他表記)Jorge Montemayor

日本大百科全書(ニッポニカ) 「モンテマヨール」の意味・わかりやすい解説

モンテマヨール
もんてまよーる
Jorge Montemayor
(1520?―1561)

スペインの作家。ポルトガルコインブラの近くに生まれ、自らの意志でスペインに帰化。カルロス1世(神聖ローマ帝国カール5世)の王女二人の礼拝堂付き歌手として数年仕えたこともある。カルロス1世の子(のちの国王フェリペ2世)に従って1554年イギリスに、さらにフランドルに渡ったといわれる。61年に暗殺された。54年アントワープで『詞華集』を出版、名を高める。宗教詩と世俗詩で構成されるが、宗教詩が神学的に疑義を問われ、異端審問所によって禁書処分を受けた。モンテマヨールがスペイン文学史上重要なのは牧人小説ディアーナ』の作者としてである。

[清水憲男]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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