ヤギス(読み)やぎす

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ヤギス」の意味・わかりやすい解説

ヤギス
やぎす
[学] Sillago parvisquamis

硬骨魚綱スズキ目キス科に属する海水魚。釣り愛好家にはアオギスとよばれる。大分県守江(もりえ)湾、徳島県吉野川河口、東京湾江戸川河口などで記録されている。このほかの海域にも生息するらしい。東京湾では最近の記録がなく、絶滅が心配されている。体は延長し、前方で丸みを帯びる。体色は背側がやや緑色を帯びた暗色で、体側中央には暗色縦線がある。近縁種シロギスとは、体色のほか、背びれの棘(きょく)数が13本、側線鱗(りん)数が78~83(鱗(うろこ)がシロギスより小さい)、脊椎(せきつい)骨数が38~39個などの点で識別が可能である。シロギスより大形になり、全長48センチメートルの記録がある。生息数は著しく少ない。

[谷口順彦]


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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ヤギス」の意味・わかりやすい解説

ヤギス

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世界大百科事典(旧版)内のヤギスの言及

【アオギス】より

…スズキ目キス科の汽水魚(イラスト)。別名ヤギス。東京湾で釣師はかつて大きさにより,三年ヒネ,四年ヒネ,五年ヒネなどと呼んだ。…

※「ヤギス」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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