ヤサウィー教団(読み)ヤサウィーきょうだん

改訂新版 世界大百科事典 「ヤサウィー教団」の意味・わかりやすい解説

ヤサウィー教団 (ヤサウィーきょうだん)

中央アジアのヤス(現,トゥルケスタン市)を本拠としたイスラム神秘主義教団(タリーカ)。11世紀後半に中央アジアのサイラムに生まれたトルコ人アフマド・ヤサウィーAḥmad Yasavī(?-1166・67)を創設者として,中央アジアおよびボルガ沿岸の遊牧トルコ人の間に多くの信徒を獲得し,ヤスの町にあるアフマドの霊廟はトルコ人たちの間で聖地として名高い。アフマドとその後継者たち(アタの号をもつ)は,その神秘思想をトルコ語の俗語を用いた詩・歌謡の形で人々の間に広めることに努めた結果,彼らによって神秘主義的トルコ民俗文学と呼ばれる一つの新しい文学ジャンルが確立された。アフマドの作とされる《ディーワーネ・ヒクマト》,ハキーム・アタの《バクルガン・キターブ》などはその代表的作品である。なおアフマドの孫弟子にあたるハーッジー・ベクターシュは小アジアにおいてイエニチェリと関係のあったことで名高いベクターシュ教団を創設した。
執筆者:

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

新暦の 4月後半から 5月の,梅雨前に日本列島が大きな移動性高気圧に覆われたときの晴天。発現期間は短い。もともとは旧暦 5月が梅雨にあたることから,梅雨の晴れ間の意味で,梅雨晴れ(つゆばれ)とも呼ばれ...

五月晴れの用語解説を読む