改訂新版 世界大百科事典 「ヤサク」の意味・わかりやすい解説
ヤサク
yasak
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
…79年にストロガノフ家はシビル・ハーン国に対する遠征隊を組織し,その隊長にコサックの頭目エルマークを任命した。82年シビル・ハーン国の首都はエルマークによって占領され,これ以後シベリア原住民はヤサクと呼ばれる毛皮税を課せられるようになった。17世紀からはロシア人の本格的な植民が始まり,中葉には製鉄・製銅工場もつくられた。…
…シベリアの開発は,コサックの征服活動に先導された毛皮商人の進出によって急速に進んだが,豊富な毛皮は商人たちよりもむしろモスクワ政府の手に握られた。ボルガ沿岸地方でもシベリアでも,政府は征服した非ロシア系少数民族からヤサクと呼ぶ一種の貢税を,クロテン,テン,ビーバー,キツネなどの毛皮の形で徴取した。商人が買い占めた毛皮からも,その最良の部分の10分の1を税として納付させた。…
※「ヤサク」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...