やせ薬(読み)やせぐすり

日本大百科全書(ニッポニカ) 「やせ薬」の意味・わかりやすい解説

やせ薬
やせぐすり

肥満症の治療に用いられる薬剤をいう。やせ薬には、エネルギーの消費を促進させて体重を減少させるものとして、甲状腺(せん)ホルモン、トリヨードチロニン、成長ホルモンがあり、食欲抑制薬としてはアンフェタミン、マジンドールなどがある。そのほか、消化・吸収阻害剤(α(アルファ)‐アミラーゼ阻害剤、α‐グルコシダーゼ阻害剤、ショ糖ポリエステル、物理的吸収阻害剤、ネオマイシン、コレスチラミンなど)、脂肪代謝阻害剤(ヒドロキシシトレート、ジヒドロエピアントロステロンなど)、ホルモン分泌異常改善薬が肥満症の薬物療法として用いられる。このうち、食欲抑制薬としてのアンフェタミンは覚醒(かくせい)剤であり、日本ではこの目的で使用できない。一般的に薬として使用されるのは甲状腺製剤であるが、これも副作用が多く、十分な注意が必要である。通常やせるためには食事療法が行われ、ノンカロリーや低カロリーの食品が利用される。

[幸保文治]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

[名](スル)1 別の衣服に着替えること。特に夏冬の季節に応じて改めること。平安時代には、陰暦4月1日、10月1日に行われた。江戸幕府では、このほかに5月5日・9月9日などにも着替える定めがあった。現...

衣替えの用語解説を読む