やっかい

精選版 日本国語大辞典 「やっかい」の意味・読み・例文・類語

やっかい

  1. 〘 形容動詞ナリ活用 〙 大きい、多い、または、程度がはなはだしいさまをいう、人形浄瑠璃社会の隠語
    1. [初出の実例]「けふは何と思うてぢゃ、大(ヤッカイ)な菜(あて)(〈注〉さい)ぢゃな」(出典浮世草子・当世芝居気質(1777)一)
    2. 「其日はしんた(〈注〉ぜに)がぜけた(〈注〉あり)さかい。やっかい(〈注〉タクサン)にせいざ(〈注〉酒)のせ(〈注〉のむ)たはいやい」(出典:滑稽本・浮世床(1813‐23)二)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android