やっしゃる(読み)ヤッシャル

デジタル大辞泉 「やっしゃる」の意味・読み・例文・類語

やっしゃる[助動]

[助動]《「やしゃる」の音変化。近世上方語》「やしゃる」に同じ。
いづれも見やっしゃれ」〈伎・幼稚子敵討

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「やっしゃる」の意味・読み・例文・類語

やっしゃる

  1. 〘 助動詞 〙 助動詞「やしゃる」の変化した語。未然形が一音節である動詞の未然形に付き、尊敬の意を表わす。活用は助動詞「しゃる」に同じ。主に近世上方で用いた語。お…なさる。お…になる。→しゃるやしゃる
    1. [初出の実例]「となりからもふ寐やっしゃれ美濃の衆」(出典:雑俳・へらず口(不及子編)(1734))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android