ヤマアカガエル(英語表記)Rana ornativentris

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ヤマアカガエル」の意味・わかりやすい解説

ヤマアカガエル
Rana ornativentris

カエル目アカガエル科。体長5~7.5cm。北海道,対馬南西諸島などを除く日本の山地に普通にみられる。頭の幅が広くて吻端が丸く,下顎の下面に黒っぽい斑紋があり,背面両側の隆条が鼓膜のうしろで外側へ強く曲っているので,平地ニホンアカガエル (→アカガエル ) と区別できる。産卵期は2~5月頃で,寒天状の物質に包まれた大きい卵塊を池や水田などに産みつける。

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