ユイチー(読み)ゆいちー

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ユイチー」の意味・わかりやすい解説

ユイチー
ゆいちー / 魚翅

サメフカ)のひれを乾燥したもので、中国料理に使われる材料の一つ。種類が多く、背びれ尾びれ胸びれのうちで背びれがいちばん美味という。ユイチーのもどし方はむずかしい。さらしひれは翅餅(チーピン)といって一般に販売され、取り扱いやすい。しかしひれの形のまま乾燥した全翅(チユワンチー)のほうがおいしく、また生(なま)のひれを用いた料理はいっそう美味である。全翅をもどすには、ひれ先1センチメートルほどを鋏(はさみ)で切り、熱湯に入れて冷めるまで置く。すこし柔らかくなったら、たわしでこすって皮を落とし、洗って鍋(なべ)に入れて水から2時間くらいゆでる。水を取り替えて何回もゆでては冷まし、臭みが抜けるまでこれを繰り返し、最後にスープで煮て味を含ませてから、溜菜(リウツアイ)や湯菜(タンツァイ)に用いる。翅餅は55回ぐらい水を取り替えながら水に浸し、ショウガと酒を入れたスープで2~3時間煮て、味を含ませてから用いる。

[野村万千代]


出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

百科事典マイペディア 「ユイチー」の意味・わかりやすい解説

ユイチー(魚翅)【ユイチー】

鱶の鰭(ふかのひれ)

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

春になって暖かくなりかけた頃、急に寒さが戻って、地面などがまた凍りつく。《 季語・春 》[初出の実例]「七瀬御秡 同晦日也。〈略〉雪汁いてかへる」(出典:俳諧・誹諧初学抄(1641)初春)...

凍返るの用語解説を読む