普及版 字通 の解説

11画
[字訓] とが・つみ・あやまち
[説文解字]

[字形] 形声
声符は尤(ゆう)。尤に尤過の意がある。〔説文〕三上に「罪なり」とし、〔書、呂刑〕「報ずるに庶
(諸刑)を以てす」の文を引く。今本は尤に作る。〔詩、
風、緑衣〕「
(とが)無(なか)らしむ」の〔毛伝〕に「
ちなり」とみえるが、尤の繁文とみてよい字である。郵を仮借することがある。[訓義]
1. とが、つみ。
2. あやまち。
[古辞書の訓]
〔名義抄〕
アヤマツ 〔
立〕
ハカリゴト・アヤマル[語系]
・尤・郵hiu
は同声。ゆえに郵を通用することがある。憂iuも声義近く、同系の語である。[下接語]
口
・謗
・無
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

