普及版 字通 「ユウ・ユ・おながざる」の読み・字形・画数・意味
8画
(異体字)
12画
[字訓] おながざる
[字形] 形声
声符は(穴)(けつ)。に鴪(いつ)の声があり、またを(ゆ)声に従う形に作る字があり、声。〔楚辞、九歌、山鬼〕に「(さる)、啾啾(しうしう)として、(いう)(さる)夜鳴く」の(又)はの仮借字。尾長猿のに対して、手長猿を(じゆうどう)とよぶことからいえば、・は対待の語であろう。
[訓義]
1. おながざる。
2. くろざる。
3. 黄は、いたち。
[古辞書の訓]
〔名義抄〕、黄 イタチ 〔字鏡集〕・ イタチ・サル
[語系]
()jiu、hiu、・njiuはみな「さる」の意に用いるもので、声義が近い。おそらくもと一系の語であったものと思われる。
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報