啾啾(読み)シュウシュウ

デジタル大辞泉 「啾啾」の意味・読み・例文・類語

しゅう‐しゅう〔シウシウ〕【××啾】

[ト・タル][文][形動タリ]小声でしくしくと泣くさま。
「遥に―たる、婦人哭声あり」〈竜渓経国美談

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精選版 日本国語大辞典 「啾啾」の意味・読み・例文・類語

しゅう‐しゅうシウシウ【啾啾】

  1. 〘 形容動詞ナリ活用タリ 〙
  2. 小声で力なく泣くさま。ものがなしく泣くさま。
    1. [初出の実例]「日本麗城三百州。就中陸奥最難柔。天皇赫怒。幾按剣。相将幄中。争馳謀。往帝伐。今上憂。時々牧守。不劉。自古将軍。悉啾々」(出典:性霊集‐一(835頃)贈野陸州歌)
    2. 「叫喚(けうくゎん)・求食(ぐじき)の声啾々(シュウシュウ)として」(出典:太平記(14C後)一八)
  3. 虫や小鳥などの鳴く声を表わす語。〔色葉字類抄(1177‐81)〕 〔楚辞‐招隠士〕

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