ユトゥルナ(英語表記)Juturna

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ユトゥルナ」の意味・わかりやすい解説

ユトゥルナ
Juturna

古代ローマの泉の女神。もとはラウィニウムに近いヌミキウス川のほとりに祀られていたが,ローマに移されて,フォルムのウェスタ神殿の近くにあった泉と結びつけられ,また沼沢の多い湿地帯であったマルスの野にも神殿を与えられて,治病の効験あらたかな神として尊崇された。ユピテルに熱心に求愛された末,ついにその愛人となったとも,ヤヌスと結婚し,泉の神フォントゥスを生んだともいわれる。

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